牛肉と馬鈴薯
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4.1 • 23件の評価
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発行者による作品情報
この作品は書いている、国木田独歩(くにきだどっぽ、1871年8月30日(明治4年7月15日)-1908年(明治41年)6月23日)は、日本の小説家、詩人、ジャーナリスト、編集者。この作品は底本の「牛肉と馬鈴薯・酒中日記」では「小説・物語」としてまとめられている。
カスタマーレビュー
996622
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今読んでも面白い
好きな作品です。
理想に生きて、しかしひもじく馬鈴薯を食っていくのが良いか。理想じゃ飯は食えんと開き直って、図々しく生き、そして牛肉をたらふく食っていくのが良いかーーそんな現代にも通じるテーマでおっさんたちが議論を交わすという話です。
高校生の頃、日本史の文化史を勉強している最中、一行ほどで紹介してあったこのあらすじに惹かれ、それまで文学らしい文学には目を通してこなかったのにも関わらず、すぐさま探し求めて読みました。
それほど長くもないのですぐ読めます。文章も堅苦しくなく、軽妙なやりとりが楽しいです。