物価とは何か 物価とは何か

物価とは何‪か‬

    • 4.5 • 6件の評価
    • ¥2,200

発行者による作品情報

あのバブル絶頂時、そしてその崩壊、いずれのときも意外なほどに物価は動かなかった。それはなぜか?
お菓子がどんどん小さくなっている……なぜ企業は値上げを避けるのか?
インフレもデフレも気分次第!?
物価は「作る」ものだった?

経済というものの核心に迫るための最重要キーである、物価という概念。
国内第一人者が初歩の初歩から徹底的にわかりやすく説き起こし、社会にくらす私たち全員にとって、本当に知るべき経済学のエッセンスを教える、画期的入門書の登場!

ハイパーインフレやデフレと闘う中央銀行や政府の実務家(ポリシーメーカー)たちは、何を考え何をしているのか。
それらの成果と教訓を研究者たちはどのように学び、理論を発展させてきたか。
私たちの生活そのものと直結する、生きた学問としての経済学が立ち上がっていく様を生き生きと描く!
学問としてのマクロ経済学を希求する、真摯な社会科学探究。

インフレもデフレもない安定した社会は、実現できるのか。
その大きな問いにこたえようとする、エキサイティングな一冊!

【本書より】
個々の商品の価格が、売り手や買い手の個別の事情を適切に反映して動くのは、自然なことです。そして、個々の価格は忙しく動きまわるけれど全体としてみると安定している、というのが健全な姿です。ただ、同じ「全体が動かない」場合でも、個々の価格がまったく動かず、その当然の帰結として全体も動かないということもあり得ます。しかしそれは病的だと言えるでしょう。(中略)売り手や買い手の事情で価格が上がり下がりするという、経済の健全な動きが止まっていたら、それは異変とみるべきです。後で詳しく述べますが、今の日本経済はこれに近い状態だと私はみています。

【主な内容】
はじめに
第1章 物価から何がわかるのか
第2章 何が物価を動かすのか
第3章 物価は制御できるのか――進化する理論、変化する政策
第4章 なぜデフレから抜け出せないのか――動かぬ物価の謎
第5章 物価理論はどうなっていくのか――インフレもデフレもない社会を目指して
おわりに

ジャンル
ビジネス/マネー
発売日
2022年
1月13日
言語
JA
日本語
ページ数
320
ページ
発行者
講談社
販売元
Kodansha Ltd.
サイズ
18.9
MB
世界インフレの謎 世界インフレの謎
2022年
やさしいマクロ経済学 やさしいマクロ経済学
2019年
経済学講義 経済学講義
2017年
世界インフレ時代の経済指標【電子限定特典付】 世界インフレ時代の経済指標【電子限定特典付】
2023年
高校生のための経済学入門 高校生のための経済学入門
2002年
毎日5分の「日経新聞」道場 「データウオッチ」と「連想」で経済が分かる! 毎日5分の「日経新聞」道場 「データウオッチ」と「連想」で経済が分かる!
2010年
世界インフレの謎 世界インフレの謎
2022年
物価を考える デフレの謎、インフレの謎 物価を考える デフレの謎、インフレの謎
2024年
ポスト黒田に待ち受ける難題 ポスト黒田に待ち受ける難題
2023年
人をすり減らす経営はもうやめよう【WOP】 人をすり減らす経営はもうやめよう【WOP】
2024年
ANAのカイゼン ANAのカイゼン
2024年
絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか 絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか
2020年
現代経済学の直観的方法 現代経済学の直観的方法
2020年
再興 THE KAISHA 日本のビジネス・リインベンション 再興 THE KAISHA 日本のビジネス・リインベンション
2022年
不寛容論―アメリカが生んだ「共存」の哲学―(新潮選書) 不寛容論―アメリカが生んだ「共存」の哲学―(新潮選書)
2020年
言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか
2023年