獅子舞雑考
発行者による作品情報
明治時代の柳田國男・折口信夫らと同時代に活躍した栃木県出身の民俗学者、中山太郎。『獅子舞雑考』は底本の「「タブーに挑む民俗学 中山太郎土俗学エッセイ集成」河出書房新社」では「文化人類学・民俗学」としてまとめられている。本書で登場するのは、「一、枯れ木も山の賑やかし」「二、獅子舞に関する先輩の研究」「三、獅子頭に角のある理由」「四、獅子頭と狛犬との関係」「五、鹿踊と獅子舞との区別は何か」「六、獅子舞は寺院から神社へ」「七、仏事に用いた獅子舞の源流」「八、獅子舞について関心すべき点」「九、獅子頭の鼻毛と馬の尻尾」などが収録されている。初出は「民俗芸術 第三巻第一号」1930(昭和5)年。