疲労学―毎日がんばるあなたのための
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- ¥1,700
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発行者による作品情報
忙しくもないのに、今日もぐったり――原因は「疲れやすい習慣」にあった!
「仕事疲れ」「遊び疲れ」「気疲れ」の効果的なやめ方 教えます!
~『休養学』では効果的に疲れをとる方法を紹介しましたが、本書『疲労学』ではいかに疲れを少なくするか、「行動・思考・食事」3つのアプローチで迫ります~
【疲れを抑制する行動】「DRICS(ドリックス)」でストレスを抑える
・電車で立つときは手すりをつかむ
・「塩」でストレスを打ち消す
・ときには会話泥棒になる……ほか
【疲れを少なくする思考法】デフォルトモードのスイッチを入れよう
・「ぼーっとする」のはムダじゃない
・「タイパ」は脳によくない
・「同じもの」を食べ続ける……ほか
【疲れにくくなる食事法】カロリー制限、運動だけではない「ある方法」
・「体のコゲ」をつくらない
・糖質制限ではなく「糖化抑制」
・サーチュイン遺伝子を活性化しよう……ほか
APPLE BOOKSのレビュー
前作『休養学―あなたを疲れから救う』で日本人の休み下手を指摘し、効果的な疲れの取り方を紹介した医学博士の片野秀樹。続編となる今作では、疲労やストレス、生活習慣病などの研究に長年携わってきた著者が、疲労との接触をできるだけ少なくする「抑疲労」に着目。疲れを寄せつけない習慣と考え方を取り入れる「行動・思考・食事」三つのアプローチを紹介する。無意識のうちに疲れを蓄積させる生活習慣の紹介例を見ると、思わぬ行動が心身にストレスを与えていることに驚かされる。また、情報過多の現代は、脳が常にオーバーフローの状態にある。仕事で集中し、休憩時間も携帯電話で何かを見ている状態が続いていては、脳にさらなる負荷がかかるだけだ。こうした悪循環から、頭がモヤモヤする“ブレインフォグ”を経験した人も多いのではないだろうか。普段から意識的にネットから離れて、ぼんやりすることを著者は推奨する。休息は怠けではなく、オンとオフを切り替えて効率良く働くための戦略である。生活と習慣を見直して、マイペースを見つければ、慢性的な疲労は防げる。休むことは自分への投資なのだ。