



祝山(いわいやま)
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3.5 • 125件の評価
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- ¥440
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発行者による作品情報
ホラー作家・鹿角南(かづのみなみ)のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「胆試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで胆試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった。一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆく――。著者の実体験を元にした究極のリアルホラー!
APPLE BOOKSのレビュー
著者の実体験を基に記され、肝試しに行った知人たちが次々と不可解な行動を取り始めるリアルホラー『祝山』。書き下ろしホラーの原稿執筆中だった作家、鹿角南は“肝試し”をテーマにしていたもののなかなか筆が進まなかった。そんなある日、知人の矢口から一通のメールが届く。心霊スポットで有名な山の廃墟に肝試しへ行ってから、そのメンバーたちにおかしなことが続くという彼女の話を、小説のネタのために軽い気持ちで話を聞くことにした鹿角だったが、それが禍々(まがまが)しい呪いに巻き込まれてゆく恐怖の始まりだった…。日本古来の呪術や歴史に造詣の深い筆者ならではの視点も興味深く、“山”の名前に意味があること、そして“山”には人間の想像を超えた得体のしれない何かが宿っているという恐ろしさが背筋を凍らせる。小説ではありながら作者が実際に体験しているような現実味を帯びたトーンと文体でつづられるモキュメンタリーの手法がさらに怖さを増し、気付くと読者も見えない恐怖にじわじわと引きずり込まれていく。
カスタマーレビュー
あっさりとした終わり方
意外にもあっさりした終わり方でした。ちょうどいい怖さで、読みやすい話でした。
深いです。
目に見えないモノほど大切だったりします。常識を持って真摯に受け止めたいですね。
とても面白い
読んでいてノンフィクションと思い込んでしまうほどの内容です。この本を読んでいる期間、現実に本の内容が混ざることが多々ある程でした。それ程、リアリティに満ち、現実味のある恐怖を感じることが出来たということです。迷っているのであれば、読むことをお勧めします。