神田ごくら町職人ばなし 〈一〉
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4.4 • 45件の評価
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発行者による作品情報
「金なんざどうだっていい。心意気の話さ。わかるだろ?」
ただひたすらに、ひたむきに……
桶職人、刀鍛冶、紺屋、畳刺し、左官。
伝統の手仕事を圧倒的ディテールと珠玉のドラマとともに描く歴史的傑作。
■桶職人
覚えときな。木ってのは生きてんだ──木を見つめ木と生きる桶職人の一日。
■刀鍛冶
自分が打った刀で子どもが殺された。灼熱の鍛冶場ーー多くを語らぬ刀匠の胸中は…
■紺屋
友禅染が大流行する中、藍染の意匠に悩む一人の職人。先の見えない仕事に心は沈むが…
■畳刺し
明け渡った吉原が男達の仕事の場。暮れの畳の張り替えに遊女達の冷やかしは付き物で…
■左官(一、二、三)
土蔵の普請場に奇妙な男が現れる。甚三郎と名乗るこの男、上方から流れてきたようだが…
APPLE BOOKSのレビュー
江戸職人の技と意地を、緻密な筆致で描いたヒューマンドラマ。桶職人、刀鍛冶、紺屋、畳刺し、左官…。日本が誇る“職人文化”の伝統的な手仕事をテーマに、人間模様を織り交ぜながら、江戸時代の日常生活や風俗を描き出す。それぞれの職人が魂を込めた“仕事”を写し出すシーンでは、張り詰めた空気と技術のディテールを圧倒的な画力で表現し、息をのむような迫力を生んでいる。作者である坂上暁仁の細部までこだわった丁寧な描き込みが素晴らしく、まさに著者自身がマンガにおける“職人”の域に達していると言えるだろう。
カスタマーレビュー
cxなお
、
神田ごらく町職人噺
次の作品も見たいです。
DarkSaber(3298)
、
職人の心意気が良きかな
私のうちは、本家は桶屋、親戚に紺屋・左官・クリーニング屋がいる職人家系です。
職人の心意気が良きかな。
作者の絵も、間違いなく、職人の産物ですね。