科学と科学の観念
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発行者による作品情報
この作品は書いている、戸坂潤(とさか じゅん、1900年9月27日 - 1945年8月9日)は、日本の哲学者。この作品は底本の「戸坂潤全集 第一巻」では「科学・自然」としてまとめられている。初出は1966(昭和41)年5月25日。「科学と科学の観念」には科学が政治と同様に専門観念ではなくて素人観念らしいということは、之だけで略々見当がつこう。カントは進歩的な哲学は、「学校概念」によるべきではなくて「世界概念」によるべきであると云ったが、科学というものについても亦、世間的観念が支配することが、進歩的であるように思われる。