穴あきエフの初恋祭り 穴あきエフの初恋祭り

穴あきエフの初恋祭‪り‬

    • ¥720
    • ¥720

発行者による作品情報

近づいたかと思えば遠ざかり、遠ざかると近づきたくなる、意識した瞬間にするりと逃げてしまうもの――。


十年ぶりに再訪したはずの日本(「胡蝶、カリフォルニアに舞う」)、重ねたはずの手紙のやりとり(「文通」)、何千何万年も共存してきたはずの寄生虫(「鼻の虫」)、交換不可能な私とあなた(「ミス転換の不思議な赤」)。


ドイツと日本の間で国と言語の境界を行き来しながら物語を紡ぎ、『献灯使』で全米図書賞(翻訳部門賞)を受賞するなど、ますます国際的な注目が集まる言語派作家・多和田葉子さん。「移動を続けること」が創作の原動力と語る著者が、加速する時代の速度に飲み込まれるように、抗うように生まれた想像力が鮮烈なイメージを残す7つの短篇集。


※この電子書籍は2018年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

ジャンル
小説/文学
発売日
2021年
7月7日
言語
JA
日本語
ページ数
192
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
1.3
MB
献灯使 献灯使
2017年
犬婿入り 犬婿入り
1998年
地球にちりばめられて 地球にちりばめられて
2021年
変愛小説集 日本作家編 変愛小説集 日本作家編
2018年
私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2
2021年
百年の散歩(新潮文庫) 百年の散歩(新潮文庫)
2020年