竹宮惠子作品集 ジルベスターの星から
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4.0 • 4件の評価
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発行者による作品情報
その物語はリルケの詩集で始まってリルケの詩集で幕を閉じた。わたし――トニオ・アロウ・ディッシャー…が、まだ若い――十三の少年だったころ……。表題作「ジルベスターの星から」ほか、現存するカラーページをすべて復刻した、全6作品を収録! ■収録作品■ジルベスターの星から / Qの字塔 / 真夏の夜の夢 / 扉はひらくいくたびも / 漫画狂の詩 楳図かずお伝 / 夏への扉 ★巻末特別収録…作品の原点、ラフや構想が綴られた“クロッキーノート”全4ページ、大公開!
カスタマーレビュー
サモトラケのニャンコ
、
幸運な読者です
私は、幸運にもリアルタイムで竹宮恵子や萩尾望都、大島弓子の読者です。三人ともそれまではなかった独特な雰囲気のある破綻のないストーリーや魅力的な画風に引き寄せられるようにして読んだものです。
竹宮恵子の「空が好き」「ジルベスターの星から」「テラへ」
萩尾望都の「精霊シリーズ」「小夜の縫うゆかた」「ポーの一族」
大島弓子の「ジョカへ」「ロジオン ロマーヌイチ ラスコーリニコフ -罪と罰より-」「アポストロフィーS」などなど、今でも思春期の感動を思い出されます。
特に、突出したデッサン力で魅了する竹宮恵子。リルケの詩集に初めて出会った作品が「ジルベスターの星から」です。
『しだいにひろがる大きな輪を描いて私の命は生きる•••』リルケの詩を中心に物語はまわる。レイ・ブラッドベリのような、なんと詩情あふれる作品でしょうか。あの頃は、毎日が夏休みの前のような日々でした。