素浪人稼業【五】命懸け
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発行者による作品情報
素浪人・矢吹平八郎が住む地蔵長屋に、手土産まで持って現れたのは口入屋『萬屋』主・万吉。
油紙に包まれた品を上野の真龍寺まで届けてほしいと言われる。そんな簡単な仕事で一分とは、平八郎は警戒しつつも、結局は引き受けてしまう。
案の定、届け先で殺気立った浪人の集団に襲撃される。受取人の老いた下男と若い武家娘を守りつつ、辛くもその場を切り抜けた。やむなく品川の藩邸まで運ぶことになったが、容赦ない追撃に苦戦する。
届け物は仙台藩の側室が大切にしていた品物で、一度盗まれたのを取り返したのだという。藩をも揺るがすその中身とは何か!? 追手を出し抜き、無事届けられるのか!?
神道無念流免許皆伝の平八郎、多勢に無勢の中、命懸けの剣を振るう!