「組織と人数」の絶対法則―人間関係を支配する「ダンバー数」のすごい力
-
- ¥2,000
-
- ¥2,000
発行者による作品情報
5,15,50,150...
この数字からは誰も逃れられない!
「友だちの数」「生産性の高いチームのメンバー数」「縦割り化する会社の社員数」
カギを握るのは、進化がもたらした「社会脳」だ!
強力なチームに共通する「ルール」とは?
信頼や絆を深めるための秘策とは?
進化心理学が導く科学的組織論。
世界中のあらゆる場所で見られる、
社会的なネットワークの典型的なサイズを示す
ダンバー・グラフの人数:
5人
もっとも親しい友人の数。
迅速に決断を下すことができ、
結果を出すことが重視されるチームに最適な人数。
15人
親友の数。
多様な情報源とアイデアに恵まれる、
ブレインストーミングに適したグループの人数。
50人
良好な関係の友人の数。
何らかのリーダーシップを必要とせずに、
民主的に運営できる集団の最大の人数。
150人
友人の数(ダンバー数)。
この人数を超えると「内集団」と「外集団」に分かれてしまい、
互いに対する信頼が薄れる。
APPLE BOOKSのレビュー
経歴も専門分野も異なる3人の著者が、あらゆる人間関係を支配する「ダンバー数」の秘密を解き明かすビジネスパーソン必読の一冊。本書を生み出したのは、企業向けのリーダーシッププログラムを運営するトレイシー・カミレッリ、グローバル企業における人材開発に取り組むサマンサ・ロッキー、そして「ダンバー数」の提唱者として知られる進化心理学者のロビン・ダンバーだ。ダンバー数とは「1人の人がある時点で人間らしい関係を維持できる人数の上限は150人」ということを示した有名な研究であり、それをさらに発展させた本書では、5人、15人、50人、150人という異なる人数の集団=「ダンバー・グラフ」の中で、それぞれのグループがどうすれば最適に機能するのかを具体的な手法とともに解説する。この研究の根幹にあるのは、野生のサルや類人猿の社会で見られる集団行動の力学だという。パンデミックを経て劇的に変化した私たちの生き方を改めて考えるタイミングで、遠い祖先から受け継いだ生物学の要素に目を向ける視点はとても新鮮に映る。本書が示す現代における成功モデルは、きっとあなたが所属する組織にも役立つ多くの示唆を与えてくれるはず。