絵本小松原
Publisher Description
西川祐信の風俗絵本。2巻。宝暦11年(1761)正月、菊屋喜兵衛刊、大本合1冊。序中に「菊秀軒」云々とあり、元来から、菊屋が板元の絵本であることがわかる。上巻は、衣通姫、小野小町、和泉式部、紫式部、浄瑠璃御前と牛若丸、業平と井筒、山路と玉よ、西行法師と江口の君。小野小町は、謡曲の「雨乞小町」の場面を写したような絵柄であるが、その他、古浄瑠璃の「十二段草子」、謡曲の「井筒」「江口」、謡曲あるいは幸若舞の「烏帽子折」などの芸能に取材したものが目立つ。下巻は画題の詞書がないものが大半であるが、舞妓の座敷芸、芝居番付売り、八軒梅、芸人の遊山、遊女と巡礼、禿の壬生参り、茶屋と芸妓、色子などで、京都の色町の諸相が描出される。(鈴木淳)(国立国会図書館デジタルコレクション解題より)
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タイトルヨミ:エホン コマツバラ
著者標目:西川, 祐信, 1671-1751
著者ヨミ:ニシカワスケノブ
出版者:菊屋喜兵衛
出版年月日:1761