縁故入社の女(前編)
ーあの女は「そういう女」なんですー
発行者による作品情報
■あらすじ■
都内の中小企業に勤める入社六年目のリーマンです。ボクの会社にクセの強い女がいます。この女去年の秋に縁故採用で中途入社してきた女なんですけれどね。自分が「重役の知り合いの娘」って言うことを鼻にかけて、やりたい放題なんですよ。そりゃあボクだって一応会社員ですからね。最初は我慢していましたよ。しかしもう我慢出来ません。ボク、この女に復讐してやることにしました。「男が女に復讐」と言ったら、やることはアレしかありません。そうです。この女を言葉巧みにラブホテルに連れ込んで、ギッコンバッコンヤり倒すことです。そうすればいくらこの女だって、少しはおとなしくなるでしょ。ボク、この女に、「バイト料出すからスーパーのチラシに掲載する写真のモデルをしてみない?」ってウソついてホテルに連れ込むことに成功しました。この女、ウソの撮影だって言うのに、バイト料に目が眩んでホイホイついて来やがりました。バカな女です。フフフ……。
■目次■
はじめに
第一章 ボクが小説を書くことになった経緯
一 ボクが小説を書くことになった経緯
二 ボクと言う人間について
三 ボクが勤務している会社について
四 「深沢恭子」という女
五 イヤな女
第二章 縁故入社の女
一 この女がどんなに「イヤな女」か例を挙げて説明します
二 職場の和やかな雰囲気を一瞬でブチ壊す特技を持つ女
三 ロケットオッパイの女
四 憎しみはいつしか男を獰猛な狼へと変貌させていった
第三章 あの女は「そう言う女」なんです
一 飢えた狼は獲物を求めて夜の街へと繰り出した
二 お嬢様はガールズバーでアルバイトをしていた
三 あの女は「そう言う女」なんです
四 狼、「イヤな女」に呼び出される
五 荒川の土手で復讐の段取りを立てる会社員のいる風景
第四章 ワナに嵌まったお嬢様
一 イヤな女は案の定「したたかな女」だった
二 狼は静かに行動を開始した
三 ワナに嵌まったお嬢様
後編予告