老いと介護の日本史
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長く生きれば避けられない老い。古来、老化とともに発症する病や認知症(老耄〈ろうもう〉)がいかに認識され、それを患う人びとがどのような眼差しのもとで介護され生活してきたのか。続日本紀・源氏物語・徒然草・官刻孝義録などの老人や老病に関わる記述から通史的に描き実態に迫る。高齢化社会を迎えた今日の現状にも触れ、課題解明の指針を示す注目作。