銀河のカーテンコール(1)
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- ¥800
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発行者による作品情報
婚約を解消したばかりの図書館司書・眞と、庭師を引退したばかりの誠二郎。“終わったばかり”の二人が交流を重ねるうちに、それぞれの日々に新たな光が灯っていく。草花の命、読書の喜び、本当の痛み、自分の中に光る星。数々の光を掴みながら、二人は新しい人生を歩み始める。30歳の図書館司書と70歳の庭師が紡ぐ、新たな日々の物語。
APPLE BOOKSのレビュー
32歳の図書館司書の女性と70歳の庭師が織りなす大人の優しい恋物語『銀河のカーテンコール』。主人公の眞(まこと)は、婚約者との関係に無理をしていることに気付き、婚約を破棄することを決める。そんな彼女が居酒屋で偶然出会ったのは、引退祝いの宴で弟子に囲まれていた庭師の誠(せい)さん。彼の無骨で心のある言葉、そして「もっとこの花みたいに、いばって生きなさい」と“栄光のユリ=グロリオサ”をもらった眞は少しずつ、誠さんに心を奪われてゆく。40歳の年の差を超えて、眞の片思いは実るのか…。2人の関係の行方を静かに見守っていきたくなる。