銭形平次捕物控 066 玉の輿の呪
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Publisher Description
『銭形平次捕物控 066 玉の輿の呪』は明治から昭和時代にかけて活躍した小説家・作家・音楽評論家、野村胡堂の作品である。上総・勝浦の領主・植村土佐守に見初められ、妾(めかけ)になることが決まっていた雑司ヶ谷の茶店の娘・お菊が、湯屋の路地で喉笛を掻き切られて殺された。縄張りの岡っ引・三つ股の源吉は、お菊と関係のあったノラクラ者の徳松と、お菊と一緒に銭湯に行っていた義姉・お吉を容疑者として捕まえるが…。「それじゃ、下手人は誰なんだ」、「大方判っている積りだ。今晩、――いや、明日の晩、お菊の法事をして貰って、その席で話そう」──。意外な下手人を突き止める銭形平次の見事な推理力! .