錢形平次捕物控 七人の花嫁
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Publisher Description
『銭形平次捕物控 010 七人の花嫁』は明治から昭和時代にかけて活躍した小説家・作家・音楽評論家、野村胡堂の作品。神田、日本橋近辺の花嫁ばかりが次々と攫(さら)われるという奇怪な事件。捕物の名人・銭形平次も乗り出し、花嫁の見張りをするが、曲者(くせもの)にまんまとしてやられてしまう。誘拐(かどわ)かされた花嫁たちを救うため、許婚(いいなずけ)のお静に囮(おとり)になってもらうという苦渋の決断をする平次。愛する平次のために、曲者に攫われてしまった花嫁・お静の運命と、子分の八五郎(ガラッ八)を叱り飛ばし、追い出してしまった平次の真意は…。「私は親分のお力を信じきって居る。高田お薬園の手入の時だって、お茶の水の空屋に吊された時だって、親分は見事に救って下すったじゃありませんか」。