障害者の身内を持つのは恥ずかしいことか
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発行者による作品情報
ー 本文より一部抜粋 ー
私は、ダウン症で知的障害者の弟を持っている。
そして私は、弟の存在を全く恥じていない。
私の場合に限らず、身内に障害者が居るのを恥じることはおかしいと考えている。
何故そう考えるのかについて、論じてみたい。
弟は私より7歳年下で、現在52歳だが、知的能力はおしなべて6,7歳レベルである。
字の読み書きは漢字も含めてかなりでき、新聞のTV欄などは不自由なく使いこなすが、
自分で文法的に正しい文章を構成して書き下すことは困難である。
話しことばの能力は更に低く、やはり文法的に正しい文章を構成することが極めて苦手であることと、
発音が不明瞭なこととで、他人が聞いてすぐに理解できるようには却々話せない。
>>>続きは本書をご覧ください
【著者紹介】小石川 真実(ペンネーム)
一般内科 小児科 精神科医師
1957年11月生まれ 1982年東京大学医学部卒業
現在は東京都内のクリニックに院長として勤務
7歳年下のダウン症の弟と2人暮らし
両親の精神的暴力が主たる原因で長期間病んだ経験を持ち、そのテーマを中心に文筆活動を展開中。
2012年10月 『親という名の暴力』(高文研)
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4874984940/
2015年1月 『私は親に殺された』(朝日新聞出版)
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4022735953/
2015年2月 電子書籍『幸せに生きるための12の言葉』(イーブックスパブリッシング)
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B00U2R2PFE/
2015年3月「『境界性人格障害』患者に於ける魂の植民地化と脱植民地化」(『東洋文化』第95号 東京大学東洋文化研究所刊に一論文として掲載。単独の電子書籍もイーブックスパブリッシングより)
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B01GG1X3FK/
2016年1月 「『患者を良くする』ことを念頭においた診断を」(中山書店 外来精神科診療シリーズ『診断の技と工夫』に掲載)
2016年6月 「本気でわかろうとしてくれる人が一人でもいると患者は立ち直れる」(中山書店 外来精神科診療シリーズ『精神療法の技と工夫』に掲載)
2018年前半に金剛出版より『大いなる誤解 親子が殺し合わないために』を刊行する予定。