雇足軽 八州御用 雇足軽 八州御用

雇足軽 八州御‪用‬

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発行者による作品情報

己が命、武士の矜持のみに賭す――

大ヒット「風の市兵衛」の著者の新たなる代表作!

日当わずか八十文。関八州取締出役の艱難辛苦の旅の一年を、郷愁豊かに描く。



越後宇潟藩の竹本長吉は上役の罪に連座し失職、故郷に妻子を残して江戸に仕事を求めてきた。

様々な職の中、請人宿で選んだのは《雇足軽》だった。関八州取締出役の蕪木鉄之助の元、数名で一年をかけて関東の農村を巡回し治安を維持する、勘定所の臨時雇いである。

日当わずか八十文。二八蕎麦が十六文、鰻飯なら二百文が相場だった。討捨ても御免だが、刀を抜くことは珍しい。多くは無宿の改め、博奕や喧嘩、風俗の取り締まり、農間渡世の実情調査や指導などの地道なものだった。

巡る季節のなか、土地土地で老若男女の心の裡に触れる長吉は、妻子を想い己が運命と葛藤する。

そんな時、残忍非道な押し込み強盗一味の捕縛を命じられ――

ときに鬼神と化し、ときに仏の慈悲を施す八州廻りを、郷愁豊かに描く!

ジャンル
小説/文学
発売日
2023年
9月8日
言語
JA
日本語
ページ数
243
ページ
発行者
祥伝社
販売元
Mobilebook.jp, Inc
サイズ
10.7
MB
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