21世紀の啓蒙 上:理性、科学、ヒューマニズム、進歩
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- ¥2,800
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発行者による作品情報
世界は決して、暗黒に向かってなどいない。 食糧事情から平和、人々の知能まで、多くの領域が啓蒙の理念と実践により改善されてきたことをデータで提示。 ポピュリズムと二極化の時代の今こそ、この事実を評価すべきと説く。 世界は良くなり続けている。たとえ、いつもはそんなふうに思えないとしても。 スティーブン・ピンカーのように、大局的な視点から世界の姿を我々に見せてくれる 聡明な思想家がいてくれることを、私は嬉しく思う。 『21世紀の啓蒙』は、ピンカーの最高傑作であるのはもちろんのこと、 私の生涯の愛読書となる、新しい一冊だ。――ビル・ゲイツ 啓蒙主義の理念――理性、科学、ヒューマニズム、進歩――は、 今、かつてない大きな成功を収め、人類に繁栄をもたらしている。 多くの人は認識していないが、世界中から貧困も、飢餓も、戦争も、暴力も減り、 人々は健康・長寿になり、知能さえも向上して、安全な社会に生きている。 どれも人類が啓蒙主義の理念を実践してきた成果だ。 にもかかわらず、啓蒙主義の理念は、今、かつてないほど援護を必要としている。 右派も左派も悲観主義に陥って進歩を否定、科学の軽視が横行し、 理性的な意見より党派性を帯びた主張が声高に叫ばれている。 ポピュリズムと二極化、反知性主義の時代の今こそ、啓蒙主義の理念は、 新しく、現代の言葉で語り直される必要がある。 つまり、現代ならではの説得力を持った新しい言葉、「データ」「エビデンス」によって――。 知の巨人ピンカーが驚くべき明晰さで綴る、希望の書。