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発行者による作品情報

何たることだろうか。

私は確実に退行しているのだった。

(中略)

奈緒が童話を読み、女の豊かさの象徴とも言える大きな乳房で

私のモノを愛撫するようになってから、自分はさらに退行していった。

――本文より


音楽プロデューサーの塩原達也はバツイチ独身の五十歳。

良き友人となった前妻と、セックスを愉しむ関係の人妻の愛人がいたが、

ある日、「母親の行方を探している」と奈緒という女性が突然訪ねてくる。

二十九歳の彼女と出会い、急速に惹かれていく塩原。やがて関係を迫る彼に対し、

奈緒が望む性愛の形は変わったものだったが、徐々に甘美な毒にとらわれていく――。

“禁断の純愛小説”問題作が文庫化!


解説村山由佳


※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

ジャンル
小説/文学
発売日
2020
6月9日
言語
JA
日本語
ページ数
272
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
890.5
KB

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