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発行者による作品情報

“色”で江戸の難題、解決します。

累計32万部突破「居酒屋ぜんや」シリーズの坂井希久子、

文庫オリジナル、新シリーズ始動!


江戸時代は、洗練された美意識と、繊細な色彩感覚が頂点に達した時代でした。

もしも、江戸にカラーコーディネーターがいたら……?


お彩の父親は腕のいい摺師でしたが、火事で視力も、仕事場も失ってしまいます。

盲いた父の面倒を見ながら貧乏長屋で暮らしているお彩。

婚約者との縁談も流れ、粗末な木綿の着物に身を包んでいますが、お彩には、天性の鋭い色彩感覚があるのでした。


そこに目をつけたのが、謎の京男、右近。

一本気なお彩に邪険のされながらも、懲りずにまとわりつく右近は、お彩に次々と色に関する難題を持ち込みます。

そして、“江戸のカラーコーディネーター”、お彩の活躍が始まります!


着物や芸能にも詳しい坂井さんならではのエピソードや、

色や柄にまつわる知識も満載。

例えば鼠色だけでも、これだけ種類があるのか!と驚かされます。





お彩はお蔦の顔と見比べながら、帳面をめくっていく。

白鼠、銀鼠、藤鼠、湊鼠、錆青磁、柳鼠──。(中略)

「あっ!」

唐突に、記憶の糸が張り詰めた。

一枚の錦絵がするすると、脳裏に引き出されてくる。(本文より)





新作菓子の意匠から花魁の仕掛けの図案まで、豊かな色彩溢れる江戸のカラーコーディネーターとして活躍するお彩の人情物語。

ジャンル
小説/文学
発売日
2021年
6月8日
言語
JA
日本語
ページ数
240
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
994.9
KB

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