蔦屋
-
-
3.5 • 11件の評価
-
-
- ¥880
-
- ¥880
発行者による作品情報
2025年、NHK大河ドラマは「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」。
その主人公である江戸の出版プロデューサー・蔦屋重三郎の波瀾万丈人生を描く、傑作歴史長編小説!
寄る年波には勝てず、店仕舞いしようとしていた地本問屋・丸屋小兵衛のもとを、才気迸る若い男が訪ねてくる。この店に毎年二十両払うから、雇われ人となって自分を手伝ってほしい、という申し出に面食らう小兵衛。
「一緒にやりませんか。もう一度この世間をひっくり返しましょうよ」
その男こそ、吉原随一の本屋、飛ぶ鳥を落とす勢いの蔦屋重三郎だった――。
飲むときはとことん飲み、遊ぶときはとことん遊ぶ。商売の波に軽々と乗り、つねに新しいものを作りたい、と意気込む重三郎。重三郎の周りには、太田南畝、朋誠堂喜三二、山東京伝、恋川春町ら売れっ子戯作者や狂歌師が出入りするが、腐れ縁の絵師・喜多川歌麿には、特別な感情をもっている。
やがて松平定信による文武奨励政治が始まると、時代の流れは予期せぬ方向へ――。
蔦屋重三郎の型破りの半生を、父親ほども年が離れた小兵衛を通して描く。最強バディが江戸の街を闊歩する、極上エンターテインメント小説。
単行本を大幅に改稿し、著者によるあとがき「文庫化までの長い言い訳」を特別収録。
単行本 2014年4月 学研パブリッシング刊
文庫版 2024年10月 文春文庫刊
※この電子書籍は、文春文庫版を底本としています。
APPLE BOOKSのレビュー
親なし、金なし、画才なし…ないない尽くしの生まれから“江戸のメディア王”にまでなった蔦屋重三郎の生きざまに迫る時代小説。2025年大河ドラマの主人公にも選ばれた、蔦屋重三郎自身を主人公とするのではなく、彼の部下であり、師であり、相棒でもあった、丸屋小兵衛の目を通して蔦屋を描くという切り口が斬新。洒脱な筆致と江戸言葉が融合した臨場感たっぷりな情景描写で、江戸の出版界に革命をもたらした重三郎の人物像をさらに浮き彫りにする。大田南畝、朋誠堂喜三二、山東京伝、そして喜多川歌麿といった、当時の才人たちとのやりとりも小気味よい。また、競合ひしめく日本橋で店を開き、時代の花形となりながら幕府の圧力を受ける重三郎と、彼を支える小兵衛の波瀾(はらん)万丈な書店経営は、起業サクセス物語としても秀逸。2014年の作品で著者の出世作でもあるが、10年の時を経てようやく文庫化された。
カスタマーレビュー
蔦屋は
面白くなかった。