神狩り
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4.2 • 6件の評価
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- ¥880
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発行者による作品情報
情報工学の天才、島津圭助は花崗岩石室に刻まれた謎の《古代文字》を調査中に落盤事故にあう。古代文字の解明に没頭した圭助は、それが人間には理解不能な構造を持つことをつきとめた。この言語を操るもの──それは神なのか。では、その意志とは? やがて、人間の営為を覆う神の悪意に気づいた圭助は、人類の未来をかけた壮大な戦いの渦にまきこまれてゆくのだった。
カスタマーレビュー
tarosan9
、
チョムスキーをネタにしてるんですね
山田正紀「神狩り」
謀殺のチェスゲームに続けて山田正紀のデビュー作を読みました。世間的にはヴィトゲンシュタインの「論理哲学論考」に挑戦した作品ということになっていますが、たまたま大学時代に言語学を学んだ者としては、チョムスキーの生成文法標準理論をネタにして一編のSF作品を仕上げた、ということのほうにビックリです。
作品自体は、デビュー作と言うこともありそこかしこ若気の至りが目に付きますが、まぁ及第点かな。古い作品ですし。