panologue別冊 宮城県南三陸町 復興の軌跡
〜パノラマが記録した東日本大震災〜
発行者による作品情報
東日本大震災の発生から5日が過ぎた3月16日、webサイト「MSN産経ニュース」の報道写真コーナー「産経フォト」に1枚のパノラマ写真が掲載された。それは、まるで自分が被災地のまっただ中に連れ出されたような、圧倒的な臨場感で大津波の恐ろしさを伝えるものだった。
あの日から3年が経とうとする2014年1月末現在、産経新聞報道局が発表した東日本大震災のパノラマ写真は280点を超える。これらのパノラマ写真の中から、本書では「震災遺構」の象徴的な存在となった宮城県南三陸町志津川地区の防災対策庁舎を中心とした40点のパノラマ写真を紹介している。
その時、南三陸町がどんなありさまだったのか、風景に直接触れて動かすことで、しっかりと心に刻んでほしい。あの震災と、犠牲になった人々を忘れないために。
※南三陸町を含め、産経新聞社写真報道局が3年間に撮影してきたすべての東北の震災パノラマ写真をアーカイブした【保存版】(有料)は5月に発売予定です。