『RRR』で知るインド近現代史 『RRR』で知るインド近現代史

『RRR』で知るインド近現代‪史‬

    • ¥1,100
    • ¥1,100

発行者による作品情報

極上のエンタメ映画で学ぶ激動のインド近現代史


劇中歌「ナートゥ・ナートゥ」の“超高速ダンス”が話題となり世界的に大ヒット、2023年のゴールデングローブ賞、アカデミー賞歌曲賞を受賞したインド映画『RRR』。

1920年代のイギリス領インド帝国を舞台に、英国軍にさらわれた妹を取り戻すために立ち上がったビームと、大義のために英国政府の警察官となったラーマという2人の男の立場を越えた友情を、ド派手なアクションとVFX、歌とダンスで描いている。しかしこの『RRR』、極上のエンタメ作品と見えて、じつは随所に歴史的、政治的な映像と意匠が散りばめられている。

ストーリーの下敷きとなった古代インドの二大叙事詩『ラーマーヤナ』と『マハーバーラタ』とは何か? 主人公2人は実在の解放闘争の部族指導者をモデルとするが、実際どんな人だった? 総督夫妻らイギリスを徹底的に悪役として描くことに表われた現在のヒンドゥー・ナショナリズムの高揚とは? 劇中で印象的に使われる(現在の国旗とは違う)旗の由来、エンドロールの背景に次々現れるチャンドラ・ボースら8人の解放闘争の英雄たち、そして何故そこに“国父”ガンディーがいないのか? などなど。

『RRR』に秘められた意味と背景を解説しつつ、アカデミー賞9部門受賞の『ガンジー』や『ムトゥ 躍るマハラジャ』などこれまでの数々のインド映画にも触れ、映画でインド近現代史が学べる一冊。

ジャンル
歴史
発売日
2024年
2月16日
言語
JA
日本語
ページ数
240
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
8.1
MB
第三の大国 インドの思考 激突する「一帯一路」と「インド太平洋」 第三の大国 インドの思考 激突する「一帯一路」と「インド太平洋」
2023年
インド外交の流儀:先行き不透明な世界に向けた戦略 インド外交の流儀:先行き不透明な世界に向けた戦略
2022年
インパールの戦い ほんとうに「愚戦」だったのか インパールの戦い ほんとうに「愚戦」だったのか
2021年
モディが変えるインド :台頭するアジア巨大国家の「静かな革命」 モディが変えるインド :台頭するアジア巨大国家の「静かな革命」
2017年
ビリオネア・インド:大富豪が支配する社会の光と影 ビリオネア・インド:大富豪が支配する社会の光と影
2020年
『実利論』 古代インド「最強の戦略書」 『実利論』 古代インド「最強の戦略書」
2025年