児童・生徒の力を高めるための評価
ジグソー型教員研修のためのブック
Publisher Description
校内研修用にこのブックを作成しました。このブックを使えば、ジグソー型の研修が行えます。(60分)
3つのエキスパート課題のテーマ
1)3観点の理解を深める
2)ルーブリックを使った評価
3)児童・生徒の力を高めるためのアプローチ
<研修のねらい>より
新しい学習指導要領に関して、『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料』(令和2年3月 国立教育政策研究所教育課程研究センター)の総説には、次のような見出しの解説があります。「学習評価の意義」 に関して「(1)学習評価の充実 (2)カリキュラム・マネジメントの一環としての指導と評価 (3)主体的・対 話的で深い学びの視点からの授業改善と評価 (4)学習評価の改善の基本的な方向性」です。これによると「学習評価」を児童・生徒の成果を本人及び保護者に伝えるためだけにおこなうのではなく、児童・生徒の力を高めるため に適切な評価を与えることが大切であると読み取れます。したがって、私たちが学習評価についての考え方を丁寧に 学ぶことは、授業の質が変わり、それに伴って児童・生徒の力を高めることにつながります。
新しい学習指導要領が実施されることに関して、学校現場では「4観点から3観点になることは、これまでとはどんな違いがあるのか」「主体的に学ぼうとする態度をどのように評価していけば良いのか」「3観点の評価からどのように評定に関連づければ良いのか」といった声が聞こえてきました。
今回「新しい評価」について多くの先生方と一緒に学ぶことができる研修を企画しました。これまでの先生方の経験を活かして、協働しながら「児童・生徒の力を高めるための評価」とはどのようなものかについて考える研修です。
また、全国の先生方に呼びかけて、今回の研修を準備するためのプロジェクトチームを結成しました。3ヶ月間オンラインでミーティングしながら、このブックの課題や資料の作成を行いました。