〈安永癸巳秋鬻始〉御成敗式目両点附(宝暦12年・2種)
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Publisher Description
〈安永癸巳秋鬻始〉御成敗式目両点附(宝暦12年・2種)
【判型】大本1冊。収録順に縦264・262粍。
【作者】不明。
【年代等】宝暦12年1月刊。[江戸]山崎屋清七求板。
【備考】分類「往来物・法制」。同板別本も抄録した。『御成敗式目』の本文を大字・6行・付訓(両点)で記した往来物。巻頭に「御成敗式目序」として御成敗式目の由来と挿絵を掲げ、頭書に「畜獣」「禽鳥」「龍魚」の挿絵と解説を施す。『御成敗式目』は、貞永元年7月制定、同8月に公布された鎌倉幕府の基本法典。頼朝以来の慣習法や判例などに基づいて、御家人の権限・義務、所領の訴訟等について成文化したもの。全51カ条だが、現存の条々は随時条文の合併や追加が行われたものと思われる。政治・行政の規範として古来より公武において尊重・研究され、特に武家社会においては必須の教養として、中世より読み書きの手本に多用された。刊本では大永4年12月板(小槻宿禰跋)が最古本だが、次の享禄2年8月板とそれに続く慶長板は、近世に夥しく流布し刊本の源流となった。近世以降は、庶民の手習い用にも広く用いられ、手本・読本用で約190種、天文3年刊『清原宣賢式目抄』(古活字版)を始め約25種の注釈書が刊行されている。