近道子宝文章(森屋板・2種)
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Publisher Description
近道子宝文章(森屋板・2種)
【判型】大本1冊。収録順に縦254・254粍。
【作者】平井自休作。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]森屋治郎兵衛(錦森堂)板。
【備考】分類「往来物」。同板2種を収録。『近道子宝文章』は、平井自休作、正徳3年初刊『〈和訓〉近道子宝』の板種の一つ。『近道子宝』は、手習い初学者に必要な衣食住・職業などの基本語彙と心得を綴った往来物。「童部(わらんべ)の時早く習しるへき事あり。先(まず)上をは天という、下をは地と云。月日の出る方を東といふ…」で始まり、天地・四方・四季・年号・十干十二支・日本国名・地形・生物・幼少時の通過儀礼・学習上の心得(学習すべき往来物として『手習状(初登山手習教訓書)』『実語教』『江戸往来』『今川状』『庭訓往来』を挙げる)・布帛・衣類・食物・住居・武士用字・百姓用字・職人用字・商人用字・町人の利・神儒仏・芸能・禁制(童蒙にふさわしくない遊び)・富裕者になるまじないと倹約の誓い、の順に語彙や心得を列記する。底本は、『近道子宝』の本文を大字・5行・付訓で記し、頭書に「かるたの事」「穴一・宝引の事」「謡能のはじまり」「紙鳶・挟箱の始り」「蝋燭・西瓜の始り」「沢庵漬の始り」の記事と関連の挿絵を掲げる。