お伽草紙
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- ¥2,852
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発行者による作品情報
戦時下、防空壕の中で子どもをなだめるために絵本を読んでやる父。しかしその胸のうちには、単なる昔話ではすまないドラマが生まれていた。太宰流に料理された「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切雀」は、ユーモアとそこはかとない哀しみに彩られ、まさに絶品。演出=水城雄。(C)アイ文庫 【演出・朗読者について】 可愛い顔に似合わず鋭い批評眼の持ち主、窪田涼子が大いに気に入り、時間をかけて取り組みました。若い女(兎)にひどい目に遭わされるオヤジ(狸)など、双方の心理に共感(?)しつつ、作品の中の現代性を捉えてクールに朗読。何度でも繰り返し愉しめる作品に仕上がっています。 「ことのは出版オーディオブック作品一覧はhttp://www.kotonoha.co.jpにて」
カスタマーレビュー
キン肉バスターズ
、
本当は怖いおとぎ話。
太宰治中期の傑作。日本人なら誰でも知ってるおとぎ話をベースにして独自に解釈した作品です。
この作品の太宰の古典に対する独自の解釈センス、芸術性は太宰のことを大嫌いな三島由紀夫でさえ、批判の文句が思いつかず黙ってしまったという。
カチカチ山のタヌキとウサギのやりとりは、キャバ嬢にはまる客のようで、切な過ぎる。。。