井田由美で聴く「停車場で」「旅日記から」 ラジオ日本聴く図書室シリーズvol.033
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発行者による作品情報
ラジオ日本・聴く図書室第33弾は、小泉八雲の「停車場で」「旅日記から」。 両作品とも、外国人の八雲から見た日本人の“内面”を書き記した作品。「停車場で」は、連行される警察官殺しの犯人が、その警察官のまだ幼い息子に相対する様子を固唾を呑んで見守る群衆の内面を記した実話。八雲の、日本人の予想外の行動に感動した様子が伝わってくる。こういった日本人の精神はまだ残っているだろうか・・・?「旅日記から」は、旅行中目にした日本人特有の仕草や、固有の美しさに魅かれた八雲の視点が面白い。電車でうたた寝をする婦人らの独特の美しい姿―。車内で化粧をしたり大股開きでバカ笑いする女子たちとは同じ国の人とは思えないその光景は一聴に値する!