井田由美で聴く「夢十夜」 ラジオ日本聴く図書室シリーズ第20弾
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発行者による作品情報
ラジオ日本・聴く図書室第20弾は、夏目漱石の「夢十夜」。「こんな夢を見た。」という書き出しから始まる10の不思議な夢の話。一話一話聞き終えた後の不思議な感覚・違和感は聴いてみないと分からない。この作品は、朝日新聞社に入社し職業作家として歩み始めた翌年の明治41年(1908年)の7月から8月、漱石41歳の時に連載されたもの。神経衰弱や胃潰瘍など沢山の病を抱えていた漱石の、無意識の心理状態を投影している作品ともいわれ、「坊ちゃん」などの代表作とは一線を隔している隠れた名作。井田由美の、静かな中にも冷厳な語り口調がより一層えもいわれぬ世界に引き込んでくれる。