井田由美で聴く「美少女」 ラジオ日本聴く図書室シリーズvol.069
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発行者による作品情報
ラジオ日本・聴く図書室第69弾は、太宰治の「美少女」他一編。太宰の体験からの私小説的作品といわれる。妻と甲府の大衆浴場へ出掛けた「私」は、老夫婦に挟まれて、湯につかる素晴らしい美少女を発見する。 ゆたかな乳房、なめらかなおなか、ぴちっと固くしまった四肢、ちっとも恥じずに両手をぶらぶらさせて眼の前を通る少女。いいものを見た。満足した。後半にはその少女とのちょっとした後日談も。昭和14年、太宰30歳の時に書かれた「オヤジイズム」全開の笑える短編。「顔より乳房のほうを知っているので、失礼しました」。他一編は「満願」。