羽佐間道夫で聴く「或日の大石内蔵助」 ラジオ日本聴く図書室シリーズvol.083
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発行者による作品情報
ラジオ日本・聴く図書室第83弾は、芥川龍之介の「或日の大石内蔵助」。忠臣蔵の討ち入り後、大石内蔵助が、他の46人の仲間とともに裁きを待っている、ある春の日の出来事を描いた作品。内蔵助は数名の郎党と共に穏やかに日を過ごしながら、仇討を成功させた満足感を味わっている。だが、早水藤左衛門から、吉良邸討ち入り以後、江戸中で仇打ちの真似事が流行っていると聞かされる。そして仇討ちの途中、心変わりをした者への風当たり。その話は内蔵助の心には妙な曇りを落とし、一人うかない表情をを浮かべる・・・。英雄といわれる内蔵助の微妙な心持を描いているこの作品は1917年、芥川25歳のときの作品。さて、作品中に出てくる郎党の一人、「間喜兵衛(はざまきへえ)」、実は、ある方のご先祖様!羽佐間道夫が風情たっぷりに朗読する。