福島の避難者が見たチェルノブイリ
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発行者による作品情報
27年前の1986年に世界を震撼させたチェルノブイリ原発事故。福島第一原発事故の影響で避難していた福島県浜通りの住民たちが未来の故郷のあり方のヒントを得るため、チェルノブイリの「今」を視察した。驚くことは多々あった。事故後も2000年までチェルノブイリ原発が稼働していたこと、今なお送電施設として機能しており、作業員が防護服なしに働いていたこと、避難により廃墟となった町があった一方で、「夢の町」と呼ばれるニュータウンがあったこと……。チェルノブイリ原発事故の避難者や研究者との意見交換を経て、見えてきた未来への希望もあった。視察に同行したWEDGE編集部の取材班が、復興のあり方、原子力のあり方を考察する。
※本書は月刊誌「WEDGE」2013年11月号の特集記事を編集し、電子化したものです。
◆浜通りを夢の町「スラブチッチ」にできるか
◆復興妨げている汚染水「騒動」 環境影響は軽微
◆東京電力を分割して再稼働で財源捻出を/石川和男(政策研究大学院大学客員教授)
カスタマーレビュー
taka-GOGO
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チェルノブイリに学ぶ福島のこれから
福島の方たちが自らチェルノブイリに行き、チェルノブイリの現状を見てくるという内容でした。発起人となった方の行動力もさながら、それだけもう政府に任せられない、自分たちでなんとかしなくてはいけない、という状況に切なくもなりました。チェルノブイリは日本が見習うべきところもあり、これからの福島はじめ、日本の原発を取り巻く環境の参考になると思います。