こうやって、考える。
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4.2 • 6件の評価
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- ¥1,100
発行者による作品情報
専門の英文学のみならず、思考、日本語論など、さまざまな分野で創造的な仕事を続けてきたことから「知の巨人」とも称される著者のこれまでの著作群から、「無意識を使いこなす」「着想を古典化する」など、発想力を鍛えるためのヒントを集めた初の箴言集。 私自身、広い意味で、エッセイと言ってよい文章を数多く書いてきた。なるべく短く、と心がけて書いたものの、冗長に流れることが少なくなかった。もっと短く、味わいのあるエッセイが書きたいと願いながら、年をとってしまった。いまさら、どうすることもできない。そう思っていたところへ、「発想力や思考力を磨くヒントになるような箴言集を、これまでの著作から抜粋して作らせてほしい」と申し出てきたのがPHP研究所の出版部であった。(中略)本書の短いことばたちが、少しでも読者の役に立てば幸いである。(「はじめに」より)
カスタマーレビュー
miyoちゃん8854
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感想
思考、発想、知性、読書に関する様々なポイントを綴っている。
どうしても短絡的で論理的でない思考になりがちな私にとって有益な習慣ばかりだった。
まず、自分の思考力を高めるためにはインプットもアウトプットも適度に取ることが必要であり、必ずしも何事も座学的にとらえる必要はない。
現世ではいまだに机に向かって何時間も問題と向き合い勉強する受験生を模範とする傾向が見られるが、様々な研究によって長時間勉強の必要性や、勉強様式そのものが変化していると思う。
すでに貼られているレッテルに沿って挑むことも必要だが、果たして自分に合っているのか、自己目標に達成する最短最効率の手段なのか疑問を自分に振りかける機会となった。