さらさら流る
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4.3 • 4件の評価
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発行者による作品情報
28歳の井出菫は、かつての恋人に撮られた自分のヌード写真をネットで偶然発見する。親友の百合や家族、弁護士の助けもあり、写真を消去するために動きながら、菫は元恋人・光晴との日々や彼自身を思い起こす。彼と一緒にいたとき、私が私でなくなるような感覚にいつも陥っていた……。ひとりの女性の懊悩と不安をすくいとりながら、一歩ずつ自分の身体を取り戻す姿を描いた会心作。
ジャンル
小説／文学
発売日
2020年
9月9日
言語
JA
日本語
ページ数
261
ページ
発行者
双葉社
販売元
Mobilebook.jp, Inc
サイズ
1.4
MB
カスタマーレビュー
cdhkbk
、
読後感がとてもいい
リベンジポルノを扱った作品。
人間の思惑や感情が行き交う様を丁寧に描写されているので、事件ひとつへの感想だけで終わらず様々な考え方をもつことができる。
誰にでも起こり得ること。それでも生きていかなくてはならない。自分を取り戻す女性の物語。
社会の中で無意識に求められる女性へのイメージ(痩せていないといけない、肌を出さなくても出しすぎてもいけない、気を利かせなければいけない、弱く優しくなければならないなど)もテーマとなっていて男女どちらが読んでも面白いと思う。