さらば、わが暗黒の日々 さらば、わが暗黒の日々

さらば、わが暗黒の日‪々‬

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発行者による作品情報

仕事でバリに降り立った私は、仕組まれた“偶然”により事件に巻き込まれてゆく

私の躰はくの字に折れ曲がっていた。やがて二人の人間が私を抱え、彼らが海浜の水際を歩いていることがわかる。やがて私の躰は、どさりと降され、同時に大きく左右に揺れた。そう遠くない場所で、早口のインドネシア語の会話がきこえる…。
バリに来てから、奇妙な人影が常にまとわりついていた。現地のガイドと警察、民族音楽グループ、オーストラリア人の大富豪、そして日本で死んだはずのあの女。やがて殺人事件が起きて、その陰謀が徐々に明らかになっていく…。
インドネシアのバリ島を舞台にくりひろげられる、正統ハードボイルド長篇。

●河野典生(こうの・てんせい)
1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。

ジャンル
ミステリー/スリラー
発売日
2015年
6月22日
言語
JA
日本語
ページ数
236
ページ
発行者
アドレナライズ
販売元
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
サイズ
5.4
MB

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