たかが黄昏れ(1)
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3.4 • 62件の評価
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- ¥700
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発行者による作品情報
アイアムアヒーローの花沢健吾、最新作!
いち早くヴァーチャル世界を描いた名作『ルサンチマン』!等身大の駄目男をリアルに描いた『ボーイズ・オン・ザ・ラン』!そして、映画化もされ世界的大ヒットとなった累計部数800万部突破の『アイアムアヒーロー』!
常に時代を先取ってきた花沢健吾が放つのは、誰も見たことのない新たな世界!
「男」というものを知らない女子高生・ひなた。もう子供じゃないけど、まだ大人ではない多感な時期。世界は彼女にどんな選択を迫るのか…!?
花沢健吾が真正面から「女」を描く!
APPLE BOOKSのレビュー
花沢健吾が描く「たかが黄昏れ」は、男性が滅亡した日本を舞台としたSFマンガ。"男"や"英雄"といった、性を意識させる言葉が禁制とされている世界で生きる女子高生のひなたは、男性への興味を募らせていた。ある日、同じ高校の友人、楓からかつて男たちが存在した痕跡について知らされる。自分にあるものと自分にないもの、禁じられているものと許されるもの、そして理性と欲望の間でひなたの心は不安定に揺れ動きながら、多感な年頃の2人の距離は突発的に縮まっていく…。これまでも男女間のリアルな関係を鋭く描いてきた作者だが、今作では男性不在によって破滅へと向かう不安定な世界を舞台に、人間の根源的なテーマを想像力豊かに掘り下げていく。この世界はどのようにして成り立っているのか、国はどんな対策を行なっているのか、男が姿を消した理由は何なのか、そして本当に男はこの世界からいなくなったのか、ひなたは誰もが目を背ける現実や疑問に果敢に挑んでいく。