クジャクのダンス、誰が見た?(1)
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発行者による作品情報
雪がちらつくクリスマスイブの夜に起きた元警察官殺害事件。容疑者は逮捕され、事件は終わったかのようにみえた。
しかし、殺された元警察官が娘に遺した一通の手紙で事件は再び動き出す。そこには「以下に挙げる人物が逮捕、起訴されたら…その人は冤罪です」そう書かれていた。そして、そのリストには父を殺したとして逮捕された容疑者の名前も書かれていた……。
映像化もされた『イチケイのカラス』の浅見理都が手がける、衝撃のクライム・サスペンス。
APPLE BOOKSのレビュー
元警察官の娘が、父の手紙を手掛かりに真実を捜すクライムサスペンス。警察官だった父を殺された山下心麦の元に、亡父が遺した手紙が届いた。容疑者の冤罪(えんざい)を示唆する手紙に衝撃を受けた心麦は、弁護士と共にかつて父が担当した「東賀山事件」を追う。『イチケイのカラス』の浅見理都が、警察内部にうごめく謎を描いた期待作。猟奇事件や人間の闇を扱いながらも、主人公の前向きな情熱のおかげで毎話爽快な読後感を味わえる。なぜ父は殺されたのか。そこかしこに張られた伏線や、謎が謎を呼ぶ衝撃の展開にハラハラし、ページをめくる手が止められなくなるはず。協力者となる弁護士の松風や波佐見、謎めいた記者、神井など個性的なキャラクターたちも魅力。