コロナの時代の僕ら
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4.4 • 22件の評価
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- ¥1,400
発行者による作品情報
2020年2月から3月のイタリア、ローマ。200万部のベストセラーと物理学博士号をもつ小説家、パオロ・ジョルダーノにもたらされた空白は、1冊の傑作を生みだした。生まれもった科学的な姿勢と、全世界的な抑圧の中の静かな情熱が綾をなす、私たちがこれから生きなくてはならない、コロナウイルス時代の文学。
カスタマーレビュー
yamanobek
、
“忘れてはいけないこと”を記録しよう
イタリアの小説家パオロが2/29〜3/20に書き上げたエッセイ。入院率10%は医療崩壊を招く、基本再生産数1.0以下へ等、実利的な対策を記す。
一方すべて”僕たち(人類全員)のせい”とし差別中傷をもって誰かのせいにすることを否定。
今後“条件付き日常と警戒が交互する日々”がくるとし”忘れたくないこと”の記録を提起。自分と向き合い生き方を考える契機にしたいと思った。
ウイルス目線文章に納得。
“(空の旅)それこそがウイルスの交通網”
”多くの仲間と結ばれどこまでも移動する人間。これほど理想的な引越し先はない”
読了2020/6/18 感想2020/6/20 感想18