スマホ新法
自由と自己責任の境界線
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- リリース予定日:2026年3月10日
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発行者による作品情報
2025年12月、日本のデジタル社会を根底から覆す「スマホ新法」がついに施行された。巨大IT企業が築き上げた独占の城壁は崩れ去り、サイドローディングの解禁や決済システムの自由化によって、かつてない「自由」がもたらされる。ITジャーナリストの神山は、この革命的な変化を歓迎し、新たなテクノロジーの胎動に胸を躍らせる。
しかし、その門戸開放は同時にパンドラの箱を開けることでもあった。審査の緩い「ダーク・ストア」の乱立、蔓延するマルウェア、そして自己責任という重圧がユーザーに牙を剥く。一方で、既得権益を守ろうとする巨大企業と、監視を強める公正取引委員会の水面下の攻防は激しさを増していく。
便利になるのか、無法地帯と化すのか。あなたの掌にあるスマートフォンが迎えるかもしれない「少し先の未来」をリアルにシミュレーションした近未来経済小説。自由の対価として、私たちは何を支払うことになるのか?