ニコラ・フィリベールは語る
『ぼくの好きな先生』をめぐって
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- ¥2,800
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発行者による作品情報
『かつて、ノルマンディーで』、『人生、ただいま修行中!』で知られるフランス記録映画界の重鎮、ニコラ・フィリベールのヒット作品『ぼくの好きな先生』プロモーション来日時インタヴュー。報道映像とドキュメンタリー映画の違い、フランスにおける学校教育をめぐる当時の議論、山村の小さな学校を撮影する進め方、編集段階での苦労を語る。後日談として聴き手馬場が、ロペス先生が5年にわたり起こした訴訟の顚末と記録映画の宿痾を論じている。(特典対象商品)
目次:
はじめに——作品、監督紹介
フランス・ドキュメンタリー映画の伝統
「まるで映画のようだ!」という賛辞に当惑
学校教育は人間形成か?——フランスの議論
子どもの目線に立つカメラ
涙ぐむ少年を撮影できた裏話、カットするか苦悩
ナレーションは観客を誘導する
インタヴューを振り返って——ロペス先生の訴訟、そしてドキュメンタリーの作為とは?