プリンセス・トヨトミ
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- ¥850
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発行者による作品情報
このことは誰も知らない──四百年の長きにわたる歴史の封印を解いたのは、東京からやって来た会計検査院の調査官三人と、大阪下町の空堀(からほり)商店街で生まれ育った少年少女だった。秘密の扉がついに開くとき、大阪が全停止する!? それは五月末日の木曜日、午後四時のことであった。『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』で知られる奇想天外な万城目ワールドの、これぞ真骨頂。映画化原作。特別エッセイ「なんだ坂、こんな坂、ときどき大阪」も収録。
カスタマーレビュー
just fit
、
映画より面白かった
先に映画を見てから原作を読もました。映画だと配役が逆だった。今風に言うと、LGBTの話を絡めた、意外にも建築の話も出てきて面白かった。
氷砂糖
、
歴史上の人物を知ってると楽しいかも
登場人物の名前が歴史上の人物と関わりのあるものになってて、それがある意味で東京からきた会計検査院と大阪の人達の関係性をわかりやすくしていると思います。逆に歴史上の人物を知らずに読んでる人には、ここに描かれてる対峙の背景に入り込めないかもしれません。
あと大阪城に対する歴史的空想を存分に刺激されて、関西在住の身としては楽しかったです。