メカ・サムライ・エンパイア 上
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5.0 • 2件の評価
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発行者による作品情報
『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』の続篇登場! 星雲賞海外部門受賞/本屋大賞翻訳小説部門2位の前作に続き、SFシリーズと文庫の同時発売 大日本帝国統治下のアメリカ西海岸の「日本合衆国」。軍人の両親を失ったゲーマー不二本誠は、皇国機甲軍の巨大ロボット「メカ」のパイロットをめざすも、士官学校入試に失敗する。絶望する彼だが、偶然からエリート同級生の範子とともにメカのタカ號でテロリストと戦うことになり、その功績により民間の警備メカパイロット訓練生に推薦された――星雲賞受賞作『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』、待望の続篇!
APPLE BOOKSのレビュー
第2次世界大戦で枢軸国が勝利した架空世界を舞台にした、ピーター・トライアスによるSF長編「メカ・サムライ・エンパイア」。日本のロボットアニメをほうふつとさせる世界観で話題となった前作「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」に連なるストーリーで、両親をテロによって失ったメカパイロット志望の青年の戦いが描かれる。娯楽小説としての魅力がふんだんに詰まった本作。陸軍士官学校の試験に失敗した主人公が、謎めく敵との戦いや厳しい訓練を通じて能力的にも精神的にも成長していく、手に汗握る展開が魅力。さらに巨大なロボット同士による迫力に満ちた戦闘シーン、主人公を取り巻く個性豊かな登場人物たちも物語を盛り上げる。また、国家やテロリストなどの組織が陰謀と策略を張り巡らす、スリリングなサスペンスドラマとしても秀逸。多くのサブカルチャー作品をモチーフとしたユニークな設定の数々には、前作にも増して著者の想像力が発揮されており、驚愕のエンディングまで胸を高鳴らせながら読むことができる。
カスタマーレビュー
前作よりもエンタメ性が増していて良い
前作は世界設定の説明に多くを割いたために派手さがなかったが、今作はスピード感やケレン味が強くとても面白く読めます。