仕事・人間関係「もう、限界!」と思ったとき読む‪本‬

APPLE BOOKSのレビュー

周囲に気を使いすぎていつの間にか疲れがたまってしまった自分をいたわる指南書『仕事・人間関係「もう、限界!」と思ったとき読む本』。心理カウンセラーの石原加受子が提唱する「自分中心心理学」は、今、この瞬間に感じた自分の感情に目を向けることが入り口。他人の目は気にせず、自分の心に集中して、感じて、考える。仕事や人間関係でつまずいているのは、周囲を満足させるために自分を犠牲にする「他者中心」で物事を考える癖がついているからかもしれない。まずは、自分の意思を優先して、能動的に行動して、自分を楽にしていくこと。考え方を一気に変えるのは難しいが、ふとした瞬間に「自分を大切に、自分を愛する」という著者の言葉が浮かんだら、きっと心が軽く、強くなるだろう。我慢しすぎて「もう、限界！」と心が悲鳴を上げないように、本書につづられた文章を胸にしまっておこう。日々の小さなモヤモヤも、軽やかにスルーできるはずだ。