名馬の人災史 潰された素質馬たち
-
- ¥250
-
- ¥250
発行者による作品情報
人の欲望から大成を阻まれた幻の名馬たち。
隠蔽された不都合な真実を追う!
【内容】
第一章 名馬の人災
1、心臓が止まっても走り続けたサチカゼ
2、オーナーのエゴで三冠を逃したタニノムーティエ
3、雪の野に倒れたテスコガビー
4、誘拐後、射殺されたシャーガー
5、独裁者、和田共弘
6、目先にこだわって栄光を逃したバブルガムフェロー
第二章 走る安馬と走らない高馬
1、距離・条件を問わず活躍したタケシバオー
2、混戦に乗じて栄光を勝ち取った3、無名種牡馬シプリアニ
4、逃げに逃げて栄冠を勝ち取ったカブラヤオー
5、日本馬の意地を見せたカツラギエース
6、裸足の女王・イソノルーブル
7、坂路の申し子・ミホノブルボン
8、何もかもうまくいったサニーブライアン
9、なぜか本番に強かったヒシミラクル
10、走らない高額馬
第三章 競馬を巡る人間悲喜劇
◆民間蔑視のJRA
◆政治権力で中央競馬会理事が決められた
◆死んだはずの母親から生まれたワカクモ
◆競馬を捨ざるをえなかった田中角栄
◆栄誉を金で買おうとした上田清次郎
◆消え行く裏町紳士
◆藁をも掴もうとする心理につけ込むコーチ屋
◆拾い屋一家の家族経営
◆オケラ街道の偽物売り
◆詩人・寺山修司の残したもの
◆平成になって表面化した名義貸し事件
◆本当の悪とは
◆ダービー馬の馬主が自殺
◆覚醒剤で逮捕され、追放された田原成貴
【著者略歴】
渡辺敬一郎(わたなべ・けいいちろう)
1936年、千葉県に生まれる。早稲田大学文学部中退。競馬評論家・大川慶次郎氏に師事し、競馬専門誌「ダービーニュース」編集長を務める。1966年に退社し、執筆活動を開始。