失はれる物語
-
- ¥600
-
- ¥600
発行者による作品情報
目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。残ったのは右腕の皮膚感覚のみ。ピアニストの妻はその腕を鍵盤に見たて、日々の想いを演奏で伝えることを思いつく。それは、永劫の囚人となった私の唯一の救いとなるが……。表題作のほか、「Calling You」「傷」など傑作短篇5作とリリカルな怪作「ボクの賢いパンツくん」、書き下ろし「ウソカノ」の2作を初収録。
カスタマーレビュー
mocaffe.
、
読み終えたあとに余韻が残る短編集。
どれも胸が苦しくなるほどの話で感動しました。いままで読んできた乙一さんの作品と違う感じがして新鮮でした。『しあわせは子猫のかたち』と『失はれる物語』が一番すきです◎
モーニング志望
、
乙一ファン
短編だが前半はかなりの名作揃い。読みやすく、深みがある。
3作目の「傷」は号泣もの
ととまこと
、
面白い
パンツくんの話が一番面白かった