![奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語](/assets/artwork/1x1-42817eea7ade52607a760cbee00d1495.gif)
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奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語
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4.8 • 9件の評価
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- ¥1,800
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発行者による作品情報
本書で紹介する奇書とは、数“奇”な運命をたどった“書”物です。
「かつて当たり前に読まれていたが、いま読むとトンデモない本」
「かつて悪書として虐げられたが、いま読めば偉大な名著」
1冊の本を「昔」と「今」の両面から見ると、時代の流れに伴う価値観の「変化」と「差分」が浮かび上がります。
過去の人々は、私たちと比べ、「どこまで偉大だったか」「どこまで愚かだったか」――。
これらから得られる「教訓」は、私たちに未来への示唆を与えてくれるでしょう。
【目次】
魔女に与える鉄槌
~10万人を焼き尽くした、魔女狩りについての大ベストセラー
台湾誌
~稀代のペテン師が妄想で書き上げた「嘘の国の歩き方」
ヴォイニッチ手稿
~万能薬のレシピか? へんな植物図鑑か? 未だ判らない謎の書
野球と其害毒
~明治の偉人たちが吠える「最近の若者けしからん論」
穏健なる提案
~妖精の国に突き付けられた、不穏な国家再建案
天体の回転について
~偉人たちの知のリレーが、地球を動かした
非現実の王国で
~大人になりたくない男の、ネバーエンディングストーリー
フラーレンによる52Kでの超伝導
~物理学界のカリスマがやらかした“神の手”
軟膏を拭うスポンジ / そのスポンジを絞り上げる
~奇妙な医療にまつわる、奇妙な論争
物の本質について
~世界で最初の快楽主義者は、この世の真理を語る
サンゴルスキーの「ルバイヤート」
~読めば酒に溺れたくなる、水難の書物
椿井文書
~いまも地域に根差す、江戸時代の偽歴史書
ビリティスの歌
~古代ギリシャ女流詩人が紡ぐ、赤裸々な愛の独白
月世界旅行
~1つの創作が科学へ導く、壮大なムーンショット
APPLE BOOKSのレビュー
動画投稿サイトで人気を博した、三崎律日の動画シリーズ「世界の奇書をゆっくり解説」が書籍化した「奇書の世界史 歴史を動かす"ヤバい書物"の物語」。異端審問官必携の書として、約10万人の魔女狩り犠牲者を生んだ"魔女に与える鉄槌"に始まり、かつてベストセラーとなりながら現代では荒唐無稽とされる数々の書を軽妙な語り口で解説。番外編では、逆に当時は荒唐無稽として批判を浴びながら、現代では名著とされる書を紹介する。時代の進んだ現代なら、情報の正誤性を見分けることは当時より先進しているはず。しかしかつての奇書が人気となったのは、妄想であれペテンであれ、その時代の読者である大衆が奇書の内容を信じ、支持したためである。ネットで流されたフェイクニュースやデマを簡単に信じ、SNSで拡散するようになった人々は、奇書の間違いを簡単に信じた過去の人々とどう違うのか、現代の読者に問いかける作品。