奇跡の歌 戦争と望郷とペギー葉山 奇跡の歌 戦争と望郷とペギー葉山

奇跡の歌 戦争と望郷とペギー葉‪山‬

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発行者による作品情報

2017年4月に急逝した戦後日本を代表する歌手・ペギー葉山。

愛した人々に見守られ、彼女は代表曲『南国土佐を後にして』の「譜面」を胸に抱いて天へ召された。

彼女の人生を大きく左右することになった同曲のルーツは、戦争中に中国戦線の兵隊たちによってつくられた

『南国節』にさかのぼる。

元兵士が述懐する極限の戦場、生と死の狭間にいた若者たちが異国の地で故郷を忍び、

家族に思いを馳せながら歌い継いだ「望郷の歌」は、同時に仲間への「鎮魂歌」でもあった。



ペギーが、激戦に次ぐ激戦のさなかに生まれたこの歌に出会ったのは、偶然だったのか、それとも必然だったのか。

「死」の4か月前、ペギーが筆者に対して語った数々の述懐は、その謎を解き明かし、はからずも彼女の「遺言」となった。

自身もまた戦争に翻弄された少女時代を送ったペギーによって新たな「命」を吹き込まれた

『南国土佐を後にして』が国民的なヒットとなったことで、新しい曲が発見された。

そしてその曲が、東日本大震災の被災者たちを勇気づけ、大きな影響を与えていく。



戦地の若者が口ずさんだ歌の誕生から実に80年近くを経ても、多くの名もなき人々が共鳴し合う奇跡の物語は脈々と続いていた。

丹念な取材と構成で明かされる、忘れ去られていた日本人の優しき心とは――。

ジャンル
ノンフィクション
発売日
2023年
10月24日
言語
JA
日本語
ページ数
331
ページ
発行者
KADOKAWA
販売元
DWANGO Co., Ltd.
サイズ
4.4
MB
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